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2007年6月 3日 (日)

山人足

今日は私が住む箕輪町松島区の山人足(やまにんそく)に行ってきました。
山人足とは財産区内の住民がその財産区内の山林に行って作業することを言います。
地域毎に言い方は違うかもしれませんが、「結い」とか言われるものだと思います。
200706030812000 今日は西山と言われる天竜川右岸側つまり中央アルプス側の山に入って作業をしました。
ここ数年行きたかったのですが、何かしら雑用があり行けませんでしたが、今年はやっと行くことが出来ました。
作業は下草刈で、間伐してある木の周りの草刈りです。昨年(?)被害に遭ったと思われる倒木が結構あり、作業の行く手を阻んでいましたがなんとか仕事は出来ました。

言うまでもなく山の効用はいくつかあります、おそらく皆さん知っておられると思いますが問題はその大事な山に手が入らないことです。今日の山は結構管理されている山でしたが、それでも風倒木と思われる一抱えもある木は放置され、引き出すことも出来ません。

そして我々が行った斜面の隣には全く手の入らない藪となった場所があります、所有者がいかにも手入れを放棄してしまった様な山です。これが現実です。
「緑のダム」という言葉があります、たしかに一定の手を入れた山は保水能力があると思います、しかし鬱蒼とした手の入らない山は表土も粘土質になってしまい、素人が見ても保水能力などあるわけがありません。

こういった山の管理をすすめるにはお金がかかりります、問題は山の経済性が無くなっている今日、どうやって管理していくかです。財産区のようなところは財産区の役員さんと住民が管理しますが、個人の所有の山はその維持は経済性がないだけに難しい問題です。

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お金がないなら仕方ないので、出来るだけ少ないお金で管理できないか考えます、そうなると省力機械の導入となります。でもより効率のよい大型機械の搬入には当然それに見合う林道の開発が必要です。
「自然を守るために林道開発をしない」一見それは良いように見えますが、それでは山の管理は進みません。もっと言えば「山を守るために林道開発をする」と言うことです。

しかしでは何処でも構わず林道を明ければいいのか、そう言うわけにも行きません。特に災害時に見られる林道の崩壊は目を覆うほど酷い状況にあります。
私にはよく解りませんが、長野県ももう少し林道技術というような研究をしたらどうかと思います。今の林道の開発は木を切り倒してブルトーザーで土を押しからかして道を造っているとしか思えません。もちろん実際はそんな単純でなく様々な配慮が成されて作っているとは思いますが。林業県である長野県が全国に先駆ける先進的な林道建設のモデルを造ったら、と思います。県庁には山・道・景観・防災等々のプロがたくさんおられるので期待できます。

林道をいかに自然にインパクトがないローインパクトでしかもコストが安く災害に強い、多少の雨でも道が流れない、遠目に見ても目立たない、そう言った林道開発を考えないと、いつまで経っても山肌を大きく削り取った林道が見える度に、“自然派”の皆さんから批判が出ます。
技術者の皆さんにそうでない林道を是非とも造ってほしいものです。出来れば大型機械が入れる大きな林道があれば助かります。

長野市では浅川のダム論議が盛んです、それはそれとしてダム予定地の上にある山を一度見に行ったらいかがでしょうか?違う視点でこの問題を考えることも必要かと思います。当然その時はナタかのこぎりをお持ち下さい。

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