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2007年8月17日 (金)

長野県中期総合計画

長野県中期総合計画に対する県民の意見募集が行われています。県のHPにはこの中期総合計画についてかなりの力を入れていると言うように感じます、しかし私が今まで思っていた中期総とは若干イメージが異なるのです。

県議時代には田中前県政の場当たり的な、目標の無い、従って目標管理も全くできない県政運営に議員として意見をしてきました。従って昨年8月に村井県政が誕生した時に議会でこの事について論戦した多くの県会議員は今度こそ具体的な数値目標と目標管理および評価ができる中期計画が策定されるものとばかり思っていますした。しかしどうやらそうは行かないようなのです。

村井知事は議会の答弁や記者会見で、具体的な数値についてかなり“慎重”な言い回しをしてます。当初は前知事の「コモンズからはじまる、信州ルネッサンス革命」について数値がないと批判的ではありましたが、徐々に姿勢が変わってきています。
為政者としては慎重にならざるを得ない、裏を言えば真剣だからこそなかなか数値としては示すことはできない、と言うなら理解もできますが、県全体の有り様を数値で語れるものでない、という表現で現実が見えだしてきてこの事から婉曲的に逃げているように私には見えます。

例えば地球温暖化防止につい、答申素案(38ページ)でも目標達成については県独自ではできないので県民の協力があって初めて達成できるものであり、いわば目標は“道標”である、としています。

果たしてそうでしょうか、というのは確かに県だけでは目標達成などできないことは分かり切ってます、しかし県が示す数値が道標=目標の方向を達成のレベルを示す、もしくは達成までの残を示す、と言うのでは何だか無責任な気がします。

地球温暖化防止は長野県だけでとか一地域だけでとか言うマターでは確かにないかもしれません、しかし長野県はこの中期総合計画案の「めざす姿」に掲げているように豊かな自然と共に生きる長野県、として大きく掲げております。

恐らく日本中の国民がまず長野県というイメージから想像するのは清涼な空気と緑豊かな山々そいうったイメージであることは間違いありません。
であるからこそ国内屈指の観光県であり続けているのです。
であるなら、その自然を守る地球温暖化防止についてはもっと強いメッセージ性があってもいいのではないかと思うのです。

県民と共にという発想はいいのですが、それでは一定の目標が達成されない場合は県は県民の皆さんの協力が無かったからと言う言い訳でこの問題を残してしまうつもりなのでしょうか。
県の地球温暖化防止条例では、かなりの部分まで事業所にコミットできることになっています、そういった条例を駆使し、また一番立ち後れている一般家庭を含む民生部門には県の明確な意志を示すことそしてそれに基づいたより細分化された具体的な数値を示す。これが環境立県として長野県を全国的にも発信するチャンスでは無いかと思うのです。

この問題は中期総合計画の一部のことであり、良く読んでいるともっと突っ込んで書けないかという気がします。このままだと県民意見の募集が終われば答申案が固まり答申されます、最終的には議会承認は必要ですが、県は県民世論を考慮した結果という“錦の御旗”で議会に諮れば、今の議会ではできもしない事を教条的に一方的に述べるだけの会派以外はなかなかもの申せない環境があります、しかしせっかく出来上がるこの中期総合計画が実効ある計画になるかどうか、次県議会は正念場だと思います。

県議会には「中期計画研究会」が設置されてます、この皆さんのまずは活動が注目されるところです。

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