参院選その後と横綱・朝青龍
参院選が終わり、自民党惨敗の大きな要因と言われた赤城農相の“辞任”も決定し、ようやく自民党も修復・修正作業に取りかかったようです。世間ではいろいろ言われていますが、私もどうせ辞めるならタイミングが遅いなあと言う感想をもちました。
今回の参院選を振り返るとき、安倍首相の指導力云々が言われていますが、もちろんそれもそうですが、私は安倍首相は「攻めに強く 守りに弱い」体質だと思えて仕方ありません。
北朝鮮の拉致問題で、当時安倍さんがとった強硬姿勢はあれだけ国民から支持されました。また小泉政権下での幹事長としての対応にも国民的な人気がありました。行くとこ行くとこ人人人であふれ、自民党の将来はこの人しかいない、そう思うほど人気がありました。
しかし、今や「それほどまでにしてなぜ首相の座にしがみついているのか?」等という世論が渦を巻いてます。失政と言われるほどの失政はありませんがなぜそうなってしまったのでしょうか?
私はそれは安倍さんの個人的な資質の問題だと思えてなりません。つまり「撃つ(打つ)のは強いが、撃たれる(打たれる)のは弱い」と言うことです。口悪く言えば“お坊ちゃん”なんですね。
歴代自民党の首相で私なりに逆境に強いと思っていたのは故小渕首相です、何がとか、どんなところが、とか言われると具体的には無いのですが、風貌といい漏れ伝わる人柄といい何となく漠然とそういう思いがします。
一度ここで辞任して巻き返したらどうかという声もあるようです、政治状況が許すなら50代前半のつまずきは6年後の50代後半で一回り大きくなって帰ってくればよい、と思うのですが、現実はそうも行きません。
難しい問題です。期待していただけに頑張ってほしいものです。
ところでここ数日横綱・朝青龍の事でマスコミは大騒ぎです。事件の内容は皆さんの方がよく知っているかもしれませんのでここでは書きませんが、私はこの問題は「相撲」という日本人の精神性に大いに影響する「国技」の最高実力者横綱の権威が問題になっているようにマスコミは書いていますが、私はもっと単純に考えています。
つまり大相撲の地方巡業は相撲という業界での営業行為であり新人発掘のスカウト行為であり、そして先ほど書いた国技という国民的な合意形成の源泉であると思っています。
要は地方巡業は直接力士をかいま見ることができる、いわば相撲ファンを開拓する大きなチャンスでます。
ボランティアで地方巡業しているわけではないので、これは仕事です、その仕事を仮病を使って休んだ、と言うことです。
一般的な会社なら理解できますが、たいがいそういった人材が会社のトップクラスにいる会社は時間の問題でつぶれます。それにまずそうい存在を許すことはありません。仮に一般社員でしかも勤務態度が悪い社員の中にはいるかもしれませんが、トップクラスには常識的にはそういう社員はいません。
いればもちろん解雇です。 どんなに営業成績が良くても、長期の会社の安定的な成長を考えれば百害あって一利なしといえます。つまり「ああいう偉い人ならそれもいいのか」という誤った解釈を一般社員に植え付けてしまうからです。
会社にとって一時的に不利益でも長期的に見て利益が出ればその処分は仕方ありません。その前提にはもちろん本人の反省と言うこともありますが、今までの朝青龍の行動を見ればそれは難しいようです。
今回の事をこれに当てはめれば、相撲協会は横綱・朝青龍に横綱という地位にとどまることを一定のペナルティーをつけながらも許したのですが、長期的に見ればこの事を厳罰に処する、つまりきつい言い方ですが、追放処分にした方が相撲協会にとっては将来に向けてプラスとなると思います。
国技である相撲のそれも横綱の権威を汚したとか、人間性の問題だとか、中には外国人には日本人の心が解らないだとか、いろいろな言い方で非難する人がいますが、私はそういった問題よりまず自らの仕事としての力士、それもその頂点である立場の人間のとるべき行動かどうか、こういった職業意識の原点に返って考えたとき今回の処分の正否が試されるのだと思います。
| 固定リンク
「社会・事件」カテゴリの記事
- 飯山市訪問(2008.02.19)
- 議会おわる・長野新幹線(2007.10.16)
- 参院選その後と横綱・朝青龍(2007.08.02)
- 原発事故(2007.07.23)
- 強い言葉(2007.06.29)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210305/15983101
この記事へのトラックバック一覧です: 参院選その後と横綱・朝青龍:


コメント