森林税委員会可決
昨日の長野県議会林務委員会で森林税について採決の結果委員会では原案可決となったようです。
ここでも度々書いていますが、基本的には現状の森林整備を進めるに当たって当面安定的な財政的担保が必要と言うことは書いてきました、しかし今回の森林税については私は多少否定的な言い回しをしてきました。
それは6億円強の税収は業務の見直等によって今の県財政の枠の中で生み出すことは出来ないか? 500円か1000円か意見の中でなぜ500円になったのか? その金額が妥当な金額か検証できているのか?個人所有の森林に対する整備を特別な率で補助する事への疑問。等々でした。
そしてもう一つは一般的に県政始まって以来の県独自の新税として周知されていない、県民的には議論されていない状況であり、県が言う緊急性が認められない。と言う事で、来年度導入しなければならないという県の主張に対して疑問を持っていました。
委員会では、「先送りしても結論は変わらない」と言うような意見も出たと伝えていますが、これは大きな間違いで、いつまでも議論すればいいとはもちろん言いませんが、もうすこし県民的な論議を巻き起こしたほうが、新税が導入されたときにより効果的な、県が狙っている県民的な森林施策に対する理解も深まる結果を生み出す可能性さえあったと思います。
例えば再来年度の導入を前提に出来なかったのか? 疑問も残ります。
しかし新聞にあった共産党さんのコメントに、増税感と新たな県民負担、こういったコメントを見ると年間たった500円の負担をとりわけ誇張しているような表現は理解できません。
県民感覚からすると乖離したコメントであり、森林税の本質的な議論となっていない気がします。また、国に森林整備の財源措置を求める姿勢を欠いているとの批判も難癖レベルの批判であり、本質的な森林税に対する議論になっていません。
こうなると反対のための反対、知事与党と知事野党との政争に見えてきて、県民に森林税に対する関心も失せてしまいます。
まあそれはそれとしてもう少し議論があっても良かった気がするのは私だけではないと思います。委員会では集中審議をしたとのことですが、議会の裏舞台を言えば、知事選で応援した村井さんが提出した議案ならば最後は反対できない、そう言う思いが俗に言う知事与党の各派にはあったのだと思います。
そう考えると、もしこれを田中前知事が提出していたら、どうなっていたのでしょう?
私自身ももしその委員会席に委員としていたら賛成したでしょう、しかし賛成するにしても県民に対して知事与党だから内容はともかく賛成したんだ、という印象を与えないために、そして何よりより議論を深め、県民に理解をより一層得るためにも、月火水の3日間の農政林務委員会日程の内、火水の2日間の林務委員会の日程にを敢えて木曜日追加し、多くの林業関係者や関係する地域の皆さんの意見を聴取する等の工夫があっても良かったのではないかと思います。
議会運営上難しかったのかもしれませんが、何度も書きますが、長野県政史上始まって以来初めての県独自の新税なのですから。もう少し慎重に考えてほしかったと思っています。
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