耕作放棄地
長野県の耕作放棄地は全国平均の6%台を大きく超え14%に迫ろうとしています。
議会でもこの問題は再三取り上げられ、各会派が県の姿勢、対策を質してます。
長野県は高齢化や人口減少などの人的要素と、有害鳥獣などの被害による自然の要素と相まって耕作放棄が全国平均より高い率で増えています。
ところでこの一年かなりの商品が値上げをしてます、あるものは20年ぶりだとか、あるものは30年ぶりだとか、今まで安定してきた価格がここに来て上がり始めてます。
それらの多くはパンや麺類だとか、サラダ油だとかの食品に多く見られます。
その主な原因は小麦粉。大豆の値上がりです。この値上がりの背景にはバイオ燃料に使うトウモロコシの価格が上がり、主要生産地のアメリカの農家が作付け品目を小麦・大豆からトウモロコシに変えたからだろ言うのです、またオーストラリアの干ばつも、我々が知る以上に深刻な被害が出ているようで、それも小麦・大豆の価格高騰の要因になっているとのことです。
そこで県として他県に比べて特別多い耕作放棄地の対策として小麦 もしくは大豆の作付けを奨励したらどうかと思います。
もちろんただ奨励するだけではこの問題は解決しません。
なぜなら、なぜ耕作放棄地になったのか? この問題を調べないと第一に解決の糸口は見いだせません。
今耕作放棄地と言われるところは一般的に耕作しづらい場所です。山間だったり、集落から遠かったり、日照が悪かったり、急な斜面だったり、条件はいろいろでしょうが、つまりは耕作しづらく、高齢者にとってはやっかいな場所だと言えます。
もちろん耕作者自身がいなくなって荒れ果ててしまったと言う土地も多いのではないかと思います。
そういったところにいかに省人化・合理化をした耕作ができないか?
農業を希望する皆さんに土地の貸し付けがタイムリーにできないか?
そこが知恵の働かせどころかと思っています。
まず従来からある農業機械では難しいなら、そういう土地に特化した機械の開発を長野県にある農業機械メーカーと県・JA等が共同で開発すればどうでしょうか?確か長野県には小型の建機のメーカーもあります。
例えば斜面の耕作に強い車両とか、軽トラで運べる多機能小型トラクターとかです。
また、私は団塊の世代の皆さんと話をしてると気が付くのは、今まで農業以外の仕事をしてきた皆さんが退職し今度は農業をしたいという方々が結構多い事です。
であるらなこういった皆さんが取り組みやすい農地レンタルシステムを考えることで、少しでも耕作放棄地を無くすことができるのではないかと思います。
そして、もちろんそれでも農産物の価格から行って採算が取りにくい事には違いないはずですから、その時は国の制度としてかつて耕作放棄地を再耕作して生産した作物については5年間は補助金の上乗せを行う、と言う制度を国に働きかけて創設したらいかがでしょうか?
私は農業についてほとんど素人ですから「そんな簡単なもんじゃない」 と言われる方もきっとおられるでしょう、でも何かしないと今の状況はかなり深刻である事は間違いありません。 農業を農業の分野ばかりで考えるのではなく、例えば工業製品である耕作用機械からアプローチしていかに効率よく作業ができ、収益が上がるかを提案するとか、荒廃農地の利用を促進できるセンターを市町村と連携して各地方事務所単位に設置するとか、何かしら手を打つことが耕作放棄地の減少に繋がればと思わずにはいられません。
最初に書いたように小麦・大豆それぞれの作物が大幅に値上げしてます、それらの国内自給率は小麦14% 大豆はたった5%です。全量国内生産とはできないにしても、自給率を上げるは国の目標でもあります。
自給率の上昇は国の安全保障政策でもあります、その一つの方策を長野県から発信しても良いのではないかと思います。
そしてそれは外国の諸要因によって左右される日本の食品価格を安定化させる方法でもあるのです。
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