光市母子殺人事件 予想通りでしたが
光市母子殺人事件で最高裁の差し戻しの判断を受けて広島高裁で今日「死刑」の判決が出ました。
以前にもこの事について書いてますが、被害者の夫であり父である本村洋さんの記者会見を聞いていて、本当にこの人は冷静できちっと判断ができる人だと改めて思いました。
ある記者が今回の死刑の判決が被告の年齢やその他の要因から死刑は妥当ですか?と質問をしたときに、「それはそのケースそのケースによって判断が分かれるものであります」と言いきり、一定のハードルを作って判断をすることは意味がないと言う見解を述べていました。
私のその通りだと思います、何人殺せば死刑でそれまでは無期懲役、等という一定のハードルを決めることは司法の自殺行為だと思っています。そういった言わば形式化した判断をしてきたから判決と国民の思いとがずれ、結果それが裁判員制度につながったものだと思います。裁判所がその事件一つ一つをにどう判断するか、決められた“慣例”という枠の中で決めるのではなく、原理原則に沿った刑事訴訟法の枠の中で考えるのが法治国家としてそれが一番の方法かと思います。
それにしても彼の表情はいつものように冷静で彼が望んだ結果が出ても高揚した感じはしませんでした。それもそのはずで被告の命を持ってその罪を償うという判断が出たのですから厳粛に受け止めるのは当然あると思います。誰もこの判決で幸せになる人はいません。彼がこのような事件によって被害者も加害者もこれかは出さない社会を作ってほしいと訴えたのが心に残りました。
話はちょっと変わりますが、最近BSで「手紙」という殺人者の兄を持った弟の映画を見ました、この中で「お兄さんのしたことは君もその罪を償わなければいけない」と言う意味のセリフがありました、恐らくこの光市の事件でも犯人の少年の家族はきっとそんな境遇にいるでしょう、気の毒だとは思いますが、それが犯人も含めた家族がとらなければいけない責任なのでしょう。そう考えると犯罪は結果 誰をも不幸にする、この事を再認識した日でした。
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コメント
事件から今回の判決が下されるまで9年ですね。
その間本宮さんがどんな気持ちでいたのか・・・
我々の想像を絶する苦しさだったろうと思います。
自分は司法が周囲のさまざまな妄言に迷うことなく裁いた事を、なんとなく嬉しく感じています。
投稿 Lazare | 2008年4月29日 (火) 14時52分