後期高齢者医療制度
この4月より導入された後期高齢者医療制度について最近盛んにマスコミが取り上げています。
厚労省が言うように制度として高齢者とりわけ罹病率が高い75歳以上の高齢者に対して特別の医療保険制度を導入する必要があるのかもしれません。そしてこれからの日本は少子化に加えて高齢者の人数が多い、バランスの悪い人口構成になっていきます。
そういった意味ではこの制度も一概に否定できない、イヤむしろ何らかの制度を導入しないとやっていけなくなることは必至で仕方ないことだと私は“基本的”には思っています。
しかし今回の導入について厚労省が十分な説明を行ってきたかというとかなり疑問です。そしてこの制度のもとの保険証についてもその送達もかなり杜撰で批判を浴びました。たしかにやることがお粗末です。特に年金からの天引き問題ではただでさえ年金問題が整理されていない現時点では国民に批判は宜無からぬ事と思います。
しかし私はこの事についてマスコミの対応も腹立たしく思っています。
今日の昼の番組であるレポーターが厚労省の役人を解り難い制度だと責めていましたが、そもそもこの制度はすでに2年前から導入が決まっていた制度です。余談ですが1年以上前の現役県議時代に私でさえ衛生部の職員の方からこの制度について勉強会をしてもらいました。
ですから、今になって解り難いというなら、何で今までマスコミはこの事を放置しておいて、大騒ぎが始まってから厚労省や政府を責めているのか解りません。
制度が未熟でまだまだ問題があるのは理解でき、周知が徹底できていない不備は責められても仕方ないと思いますが、ではマスコミはその使命としてどうして今までこの事を報道してこなかったのでしょうか?
私に言わせればただただ怠慢です。大きな問題になると言うことなら2年間地道にこの問題を取り上げ追求してこなかったのでしょうか?ただ事が大きくなって国民的な関心が高まったので慌ててレポーターが厚労省に行って役人を責めている、この構図は私にはマスコミのレベルの低さをマスコミ自体が証明しているような気さえしました。火事の予防周知をしないでおいて、いざ火事になったらおもしろおかしく大騒ぎをする、この手合いと同じです。こういうのを無責任な野次馬と言うのです。
恐らく世の中には、この制度が法制化されたときから問題化し訴えてきた方もおられるでしょう、個人的には私はそういう人は評価し尊敬もします。しかしこの段になってさも社会正義ずらして役人を責めるあまりにもマスコミの程度の低さに腹が立ちます。
また、厚労省も老人医療費が今では約10兆円と言われて大変だ大変だと言っているなら、その対策にたった老人医療費の0.1%の100億円ぐらいの予算を使って、何でテレビスポットCMバンバン流し世論を喚起し周知を図らないのでしょうか? そうしないのは、国民に受けが悪い制度だと思ったからなのでしょうか?だったら受けのいいように改正すればいいのです。そういった臨機応変な対応ができなさすぎて硬直化している政府にも問題があります。
今時になって騒ぐマスコミも、周知の努力もしなかった厚労省もどちらも問題だと思います。 一番迷惑を受けているのが国民だという構図は相変わらず変わりません。
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コメント
清水さん 今晩は
後期高齢者医療制度について、私見を申し上げます。
1 確かに、広報が足りなかったとは思います。
2 しかし、日本の医療制度は、お互いに助け合うと いうことが基本かと思います。
しかるに、75歳以上の方に新たな負担を求めることに ついては、いささか疑問があります。
確かに、福田首相が言うように一定の負担を求めることも、財政を預かる身からすれば、そう言いたくなるでしょう。
しかし、道路特定財源の中から、公務員の遊興費に支出しても、それは、厚生費だと言い切る今の政治がおかしいと思いませんか?
いまどき、職員の厚生費だといい、大名旅行、野球のグロ-ブ購入経費に支出して平然としている今の政治がおかしいと思いませんか?
そのことと、後期高齢者医療とは別だと言われると思います。しかし、戦後を支えてきた高齢者のわずかな年金に新たなな負担を求める?おかしいと思いませんか?
おかしいと思わないとしたら、政治感覚を疑います。
道路特定財源を大名旅行などの経費に何千億円を当て、平然としている感覚が分かりません。無駄遣いした経費を後期高齢者医療費に充てれば、何分の一かは賄えるはずです。
あまりにも、国のやり方は国民生活を無視しているとは思いませんか?
今回の後期高齢者医療制度は、まさに「年寄りは早く死ね」と言っている制度としか思えません。言葉を「長寿医療」と言い換える福田首相の言は、まさに本質を変えずにただ、単に小手先のいいわけです。
国の高級官僚の天下り自体を制限し、外郭団体の整理をするだけで医療費の大部分は賄えると思うのは私一人だけでしょうか?
清水さん解明して欲しいと思います。
国、県の役人の天下りした後の豪華な生活は、一般国民の意識と大きく離れています。
庶民は、わずかな年金で生活しています。
「隣で蔵が建てば腹が立つ」ということもありますが、国家公務員の退職後の生活を見ると、我々庶民とはかけ離れた生活です。
道路財源を食い物にし、自分達の生活のみを謳歌する今の制度を正してほしい思います。
それが、庶民のための政治ではないでしょうか?
投稿 上伊那 | 2008年4月23日 (水) 23時10分
上伊那さんコメントありがとうございます。
まさに“痛快”な上伊那さんのコメントですね。
私の母が最近ある病院に行ったら、点滴をしてほしいと言ったのに、先生はその必要は無いと言い、点滴はしてもらえなかったと言っておりました、母曰く「後期高齢者医療は年寄りは死ねってことかね!」と憤慨していました。私は「そうじゃなくて先生は診断の結果点滴は必要ないって判断したんじゃない?」というとそれでも納得いかず、「患者のいうことを聞くのが医者じゃないのかね」とこぼしていました。
まあこの事はともかく、私は負担の程度は別として高齢者の皆さんも負担をしていただくことには賛成です。
ただ、上伊那さんご指摘のように負担をさせるなら、その前に国はしなければいけない事があるんじゃないのか?という思いは私もあります。少なくとも新たな負担を求めるなら求める側が襟をただし、国民的な賛成を得られるような姿勢を示すべきです。
外郭団体の事がありましたが、まさに母屋でおかゆを食べているときに、すき焼きを食べているような団体のあり方はおかしいと思います。政府はこういった問題を国民にわかる格好で解決を示し、その上で新たな制度や負担を国民に理解してもらう事が必要かと思います。
いつぞや書きましたが、小沢民主党党首が言うように、今の自民党政権は官僚の言いなりすぎて、政治が行政をコントロールできていないことに問題があると思っています。
国民の信を得た政治家がもっと頑張らないと国民は政治を信用しなくなってしまいます。私は自民党員ですがこの事は今の自民党に強く言いたいと思います。
投稿 清水洋 | 2008年4月25日 (金) 23時48分