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2008年5月 9日 (金)

ちょっと違うんじゃない?

先日県の会計基準が変更されたと言う記事がありました。

購入時のチェックを今までは10万円以上という基準を、これからは100万円以上という基準に改めるそうです。
何でも監査委員から、事務手続きの効率化を指摘されての改善らしいのですが、元々は県内部で不祥事があり、10万円以上の支出の購入については全てチェックが入るようになったとの事です。

しかし、不景気で経費の抑制に熱心な民間の会社では、逆に経費節減のため、例えば現場では工場長に許可なく職権で購入できる金額が今までは10万円だったのを、監視が行き届くように、現場裁量範囲を5万円に引き下げる、等と言うことは今ではざらにある話です。

県のこの問題は実は2つの問題があります。
一点目は、効率化により事務を簡略化したということですが、効率化=簡略化と誰が決めたのでしょうか? このやり方では効率化=手抜き であり、そもそも監査委員の指摘はそうではなかったと思います。より厳密に運用しながらいかに簡略化するか、それを考えるのが仕事というものです。
効率化=手抜き こんな発想はあまりにも稚拙すぎます。

もう一つは 県財政も非常に厳しい場面であることは間違いありません、であるならできるだけムダな支出は抑制する事がまず第一です。県職員さん方が冗費をたくさん使っているとは言いませんが、より多くのチェックが入ることでムダな支出は防げます。
冒頭書きましたが民間の会社では、フリーパスで通過するハードルを下げて経費の抑制に努めてます。

こう書くときっとそれにかかる節約するお金と経費とのバランスだという言うでしょう。でもこの問題のバランスは自然にとれる釣り合いではないはずです。業務の改善と努力をしてできるだけ厳しい所でバランスをとるのが仕事というものです。まして職員の皆さんが使うお金は県民の税金という、言わば預かっているお金ですから余計にこういった考えが必要です。

私が知っている県職員さん方は本当に頭がいい方が多く、感心させられる事が多々ありました、そんな優秀な皆さんですからどうか知恵を出し業務改善を行い、決してチェックする金額を上げることで効率化ができる、等と言わないでほしいものです。

またまた県政の後ずさりの音が聞こえた気がしました。空耳なら良いのですが。

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